ソーラーパネルがセットになったおすすめのポータブル電源5選を比較|メリット・デメリットも
こんにちは!ソラリッチのソラリです。
近年の自然災害の増加や電気代の高騰を背景に、ポータブル電源とソーラーパネルのセットに注目が集まっています。
電力インフラに依存せず、自分で電気を作り出す「電力の自給自足」を目指す方にとって、今や必需品です。災害時でも電力を確保できる安心感は、何物にも代えがたいと言えます。
本記事では、ポータブル電源とソーラーパネルのセット製品について、購入検討に必要な情報を徹底解説します。
▼この記事を読んで分かること
- ソーラーパネルがセットになったおすすめのポータブル電源5選
- ソーラーパネルセットの導入がそもそも必要かという判断基準
- セット利用で得られるメリットとデメリット
- 後悔しないためのポータブル電源の選び方の5つの重要ポイント
ソーラーパネルがセットになったおすすめのポータブル電源5選を比較
早速ですが、ソーラーパネルがセットになったおすすめのポータブル電源を紹介します。
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おすすめ機種 |
特徴 |
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充電でポイントが貯まる世界初のシステムを採用している |
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長寿命のリン酸鉄リチウム電池を搭載。コンパクトながら、安定した電力を供給する |
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Anker Solix C300 Portable Power Station with Anker Solix PS60 Compact Portable Solar Panel |
高い安全性と長寿命設計が特徴。世界最小クラスのコンパクトさが人気を集めている |
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業界トップクラスの高速充電技術を誇っている |
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多様なポートで複数の機器を同時充電できる |
おすすめ①|solarich 1000 ソーラーパネル100W

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メーカー名 |
ソラリッチ株式会社 |
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価格(税込) |
128,800円 |
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バッテリー容量 |
640Wh |
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定格出力 |
1,000W |
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パススルー充電 |
対応 |
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キャスターの有無 |
あり |
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バッテリー種類 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
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ポータブル電源サイズ・重量 |
301×227×193mm 約8.5kg |
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ソーラーパネルサイズ・重量 |
折りたたみ時:56.9×59×2.5cm 展開時:591×1137×14mm 4.0kg |
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公式サイト |
ソラリッチ株式会社が提供する「solarich 1000(ソラリッチ 1000)」は、世界初のポイ活ができるポータブル電源です。
コンセントやソーラーパネルを使って電力をストックすると、ポイントが貯まる仕組みです。貯まったポイントは、600種類以上の他社のポイントやギフトに交換できるようになります。
本セットには、窓を完全に締めたまま発電できるフラットケーブルが標準で付属しています。フラットケーブルは、電線を束ねた一般的な丸いケーブルとは異なり、平たく薄い形状に加工されたケーブルです。
通常のケーブルのように、窓の隙間から雨水や虫が入る心配がありません。安全性を確保したまま、自宅で手軽にソーラー充電を開始できる設計です。
また、本体重量は約8.5kgと比較的軽量で、キャスターも付いています。そのため、女性でも楽に移動させることが可能です。
おすすめ②|Jackery Solar Generator 500 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

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メーカー名 |
株式会社Jackery Japan |
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価格(税込) |
94,600円 |
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バッテリー容量 |
512Wh |
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定格出力 |
500W |
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パススルー充電 |
対応 |
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キャスターの有無 |
なし |
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バッテリー種類 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
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ポータブル電源サイズ・重量 |
311x205x157mm 5.7kg |
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ソーラーパネルサイズ・重量 |
折りたたみ時:610×552×35mm 展開時:1,220×552×20mm 3.6kg±0.3kg |
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公式サイト |
Jackery Solar Generator 500 New 100Wは、ポータブル電源の分野で高い知名度を持つJackeryが提供するソーラーパネルとのセットプランです。
512Whのバッテリー容量であるため、連泊しないキャンプや日帰りアウトドアに適した中容量クラスです。定格出力は500Wに対応し、電気毛布や小型冷蔵庫といった、比較的消費電力が低い家電を動かせます。
本体重量は5.7kgで、ソーラーパネルも3.6kgと軽量のため、持ち運びの負担を最小限に抑えたい方に最適です。特に女性も持ち運びやすく、車の積み下ろしも楽にできます。本体サイズはA4サイズよりも小さい薄型ボディで、自宅の棚や車内での収納もしやすい設計になっています。
持ち運びのしやすいポータブル電源とソーラーパネルを探している方には、おすすめです。
おすすめ③|Anker Solix C300 Portable Power Station with Anker Solix PS60 Compact Portable Solar Panel

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メーカー名 |
アンカー・ジャパン株式会社 |
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価格(税込) |
49,990円 |
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バッテリー容量 |
288Wh |
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定格出力 |
最大300W |
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パススルー充電 |
対応 |
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キャスターの有無 |
なし |
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バッテリー種類 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
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ポータブル電源サイズ・重量 |
約164x161×240mm 約4.1kg |
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ソーラーパネルサイズ・重量 |
折りたたみ時:約232×266×64mm 展開時:約55×1033×17mm 1.8kg |
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公式サイト |
Anker Japanが提供する「Anker Solix C300 Portable Power Station」は、徹底的なコンパクトさを追求したセットです。ポータブル電源本体の重量は約4.1kgに抑えられ、付属のソーラーパネル「Anker Solix PS60」はわずか1.8kgと軽量です。
両方を合わせても、ほかのセットよりも圧倒的に軽量で持ち運びやすくなっています。特に、ソーラーパネルは折りたたみ時にA4サイズまで省サイズ化できるため、収納場所を選ばないケースが一般的です。
バッテリー容量は288Wh、定格出力は最大300Wとほかのポータブル電源よりも劣りますが、スマホ充電や照明やノートPCへの給電などには十分です。日常的な利用や二台目のサブバッテリーとして検討するのも良いでしょう。
おすすめ④|DELTA 3 + 220W片面ソーラーパネルGen2

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メーカー名 |
EcoFlow Technology Japan株式会社 |
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価格(税込) |
182,600円 |
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バッテリー容量 |
1,024Wh |
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定格出力 |
1,500W |
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パススルー充電 |
対応 |
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キャスターの有無 |
なし |
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バッテリー種類 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
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ポータブル電源サイズ・重量 |
398×200×284mm 約12.5kg |
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ソーラーパネルサイズ・重量 |
ー |
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公式サイト |
DELTA 3 + 220W片面ソーラーパネルGen2の強みは、業界トップクラスの急速充電です。このポータブル電源は、家庭用コンセントからわずか56分でフル充電ができるため、出発前や災害直前に短時間で充電を済ませられます。
バッテリー容量は1,024Wh、定格出力は1,500Wに対応。冷蔵庫やオーブンなどにも電力を供給できるパワーであり、独自機能により、最大2,000Wまでの機器を稼働させられます。
外部バッテリー「DELTA 3専用エクストラバッテリー」に接続すると、容量を約2,024Whまで増やせます。長期の停電や連泊のアウトドアにも、利用するにはおすすめできるアイテムです。
おすすめ⑤|AFERIY P010 800Wポータブル電源 ソーラーパネル セット

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メーカー名 |
AFERIY JAPAN(アフェリー ジャパン) |
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価格(税込) |
73,800円 |
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バッテリー容量 |
708Wh |
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定格出力 |
800W |
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パススルー充電 |
対応 |
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キャスターの有無 |
なし |
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バッテリー種類 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
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ポータブル電源サイズ・重量 |
272×184.5×240mm 6.5kg |
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ソーラーパネルサイズ・重量 |
折りたたみ時:545×370mm 展開時:545×1,320mm 1.8kg |
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公式サイト |
AFERIY P010 800Wポータブル電源 ソーラーパネル セットは、優れたコストパフォーマンスと高い安全性を兼ね備えた製品です。708Whの大容量と定格800Wの出力があり、緊急時やアウトドアの基本的な電力ニーズをしっかりカバーできるパワーがあります。
本体重量は6.5kgと軽量で、女性でも片手で持ち運びやすい設計で、ソーラーパネルは折りたたみ時545×370mmで、重量は1.8kgです。パネルも軽量であるため、セット全体で持ち運びの負担が少なくなっています。
また、7年間の長期メーカー保証(公式サイト購入時)が付いています。長期間安心して使いたい方にとって大きな魅力です。充電速度も優れています。ソーラーパネルとACの同時充電なら、わずか1時間でフル充電を実現します。
ポータブル電源にソーラーパネルは必要か?

ポータブル電源とソーラーパネルのセットは、単体よりも初期費用が高くなるため「本当にソーラーパネルは必要なのか」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
結論として、ソーラーパネルは必須ではありませんが、圧倒的な安心感と利便性をもたらすため、あった方が良いと言えます。ポータブル電源単体では電力が尽きれば終わりですが、ソーラーパネルがあれば、太陽光で半永久的に電力を補充できます。
特に以下のような目的の方には、セット購入を強くおすすめします。
- 長期的な災害対策
- 快適な長期間のアウトドア
- 電力の自給自足
これらの目的は、ポータブル電源単体では達成が困難です。 ソーラーパネルによって電力の自給自足ができるようになり、数日以上にわたる停電時でも電気のある生活を維持できるようになります。
逆に、日帰りキャンプなど短時間の利用が主目的であれば、単体でも十分なケースがほとんどです。また、初期費用を抑えたい方も単体から検討できます。
ただし、後からパネルを買い足す場合は、互換性を詳細に確認しましょう。
ソーラーパネルがセットになったポータブル電源を利用するメリット

ポータブル電源にソーラーパネルを組み合わせることで、以下のようなメリットがあります。
▼ソーラーパネルとセットのポータブル電源を利用するメリット
- メリット①|長期間の停電に対応できる
- メリット②|電気代を実質ゼロにできる
- メリット③|コンセントのない場所で充電できる
メリット①|長期間の停電に対応できる
このセットの主なメリットは、外部の電力供給が途絶えても、電力が尽きることがない点です。ポータブル電源が蓄えた電力を使い切っても、太陽光さえあれば繰り返し充電ができるようになります。
そのため、数日にわたる長期停電時でも、情報収集の手段を維持できます。特に、情報収集のためのスマホを、長期間にわたって使えるのはメリットです。この継続的な電力供給能力こそが、単なるバッテリーにはない、ソーラーパネルセットを利用する意義と言えます。
メリット②|電気代を実質ゼロにできる
ソーラーパネルセットの導入は、日常の家計にもメリットがあります。
日中の太陽光で発電した電力をポータブル電源に蓄電してください。そして、このクリーンな電力を、家庭の電力使用が多いピーク時や夜間に使用することで、電気代の節約に直結します。
環境に優しいクリーンエネルギーである太陽光を利用するため、エコな生活を実現できます。自家発電による電力消費の削減は、電気代の高騰が続く現状において、家計を守る上で有効です。誰でも手軽に自家発電を始められるため、持続可能な節約方法として注目されています。
メリット③|コンセントのない場所で充電できる
ソーラーパネルとセットなら、キャンプ場や車中泊、屋外作業など活動範囲が大幅に広がります。特に、連泊や長時間の利用ではこのメリットが顕著です。
扇風機や電気毛布、小型冷蔵庫などの家電を、バッテリー切れを心配せずに心置きなく使えるため、電力の制約から解放される安心感があります。
アウトドアの快適性が飛躍的に向上するため、趣味や日常活動の快適性と自由度を最大限に高めたい方に最適です。
ソーラーパネルがセットになったポータブル電源を利用するデメリット
ソーラーパネルセットは多くのメリットを提供しますが、導入前に理解しておくべき課題や注意点もあります。以下のデメリットを知ることで、購入後の後悔を未然に防ぎ、適切な製品選びが可能です。
▼ソーラーパネルとセットのポータブル電源を利用するデメリット
- デメリット①|初期費用が割高になる
- デメリット②|持ち運びと設置の手間が増える
- デメリット③|パネルは時間とともに劣化する
デメリット①|初期費用が割高になる
ソーラーパネルをセットで購入する場合、ポータブル電源単体の価格に加えて、ソーラーパネル分のコストが上乗せされます。そのため、単体で購入するよりも初期投資額が大きくなります。
価格差は、製品の性能やサイズによりますが、一般的に3万円から4万円ほどです。例えば、中容量クラスでポータブル電源単体が5万円のものを選んだとすると、ソーラーパネルを付けた構成だと7万〜9万円程度の出費になります。
この初期投資の高さが、購入を躊躇する要因になりますが、電気代の節約効果を長期的に見ると、初期費用を回収できる可能性もあります。
デメリット②|持ち運びと設置の手間が増える
ポータブル電源にソーラーパネルをセットにすると、荷物が増えるようになります。特に大型の折りたたみ式ソーラーパネルは、かさばりやすく、運搬・設置・収納に手間が増えてしまいます。
キャンプや車中泊の際、ポータブル電源本体に加え、この大きなパネルを運ぶのは負担となりがちです。また、発電効率を上げるためには、太陽の動きに合わせてパネルの向きを調整する作業も必要です。
この手間をカバーするためには、軽量で折りたたみサイズがA4程度になるコンパクトなパネルを選ぶと良いでしょう。持ち運びやすい製品を選ぶことで、このデメリットは大きく軽減されます。
デメリット③|パネルは時間とともに劣化する
ソーラーパネルは、屋外で使用する精密機器です。そのため、経年劣化や汚れの付着により、長期使用に伴って発電効率が徐々に低下していく傾向があります。
特に、折りたたみのパネルは、屋外での設置・収納を繰り返すため、2年から3年ぐらいで発電効率が多少低下するケースが一般的です。ソーラーパネルの劣化をカバーするためには、メーカーの長期保証(3年から5年)が付いている製品を選びましょう。
また、パネル表面の汚れを定期的に清掃すると、効率の低下を防止しやすくなります。
ソーラーパネルがセットになったポータブル電源を選ぶ際のポイント

ポータブル電源とソーラーパネルのセットは、多くのメーカーから販売されています。購入する際には、以下の点を押さえることをおすすめします。
▼ソーラーパネルとセットのポータブル電源を選ぶ際のポイント
- ポイント①|容量(Wh)と出力(W)が用途に合っているか
- ポイント②|リン酸鉄リチウムイオン電池を使っているか
- ポイント③|ソーラーパネルの変換効率が20%以上か
- ポイント④|パネルが折りたたみ式で軽量か
- ポイント⑤|パススルー充電ができるか
ポイント①|容量(Wh)と出力(W)が用途に合っているか
ポータブル電源を選ぶ上で重要なのは、何に使いたいかを明確にすることです。用途によって、必要な容量(Wh)と定格出力(W)が決まります。
容量はどれだけの時間電気を使えるかを示し、出力はどれだけのパワー(消費電力)の家電を動かせるかを示します。その上で、使用したい家電製品(ドライヤー、電子レンジ、電動工具など)の消費電力に対応できるか確認しましょう。
例えば、消費電力の高い家電を動かしたい場合、定格出力が高いモデル、具体的には1,500W以上の製品を選ぶべきです。用途に見合わない低容量・低出力の製品を選んでしまうと、いざというときに使えない事態が発生します。
ポイント②|リン酸鉄リチウムイオン電池を使っているか
ポータブル電源のバッテリーは、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を使っている製品を選ぶことが推奨されます。リン酸鉄リチウムイオン電池は、充電サイクルが長く(3,000回以上)設定されているため、毎日使っても約10年使える長寿命設計が多いです。
長寿命であるほど、買い替えのコストも抑えられるため、長期的な視点で見れば経済的です。
ポイント③|ソーラーパネルの変換効率が20%以上か
ソーラーパネルの変換効率は、太陽光エネルギーをどれだけ効率よく電気に変えられるかを示す基準です。同じサイズのパネルでも、この数値が高いほど、より多くの電気を生み出せます。
変換効率が高いと、日照時間が短い曇りの日や、太陽光の角度が悪い時間帯でも、ポータブル電源に多くの電力を送れるようになります。具体的には、20%以上のモデルです。20%以上のモデルは、パネル温度が上昇する真夏や、日差しが弱い状況でも、比較的安定した発電量を維持しやすくなります。
ポイント④|パネルが折りたたみ式で軽量か
ポータブル電源セットを導入する際は、ソーラーパネルの携帯性が重要です。車中泊やキャンプ、避難の際に手軽に持ち運べるよう、パネルがコンパクトに折りたためる構造になっているかを確認しましょう。
また、自立スタンドが付いているモデルなら、太陽の角度に合わせて簡単に設置・調整ができるため、設置の手間がかかりません。パネルが軽量であるほど、女性や高齢者でも負担なく運搬できます。持ち運びやすい製品を選ぶことで、セットの利便性が格段に向上します。
ポイント⑤|パススルー充電ができるか
パススルー充電とは、充電しながら同時にポータブル電源から接続機器に給電できる機能です。パススルー充電機能があると、停電時にソーラーパネルで充電しつつ、冷蔵庫や照明に給電を続けられます。
電力の途切れがない安心感が得られるため、防災対策においては必須の機能と言えます。また、この機能があることで、バッテリー切れを気にせず長時間の作業やアウトドアを楽しめます。
solarich 1000(ソラリッチ 1000)にも、ソーラー充電に対応したモデルがあります。ポータブル電源とソーラーパネルがセットになったプランもあるので、気になる方はチェックしましょう。
【まとめ】ソーラーパネルがセットになったポータブル電源はおすすめ

ポータブル電源とソーラーパネルのセットは、災害時の危機を乗り越えるアイテムです。このセットは、外部電力に依存しない電力確保の最終的な備えとして機能します。
日々の生活では、電力の自給自足による節約効果と、電力に縛られない自由な生活をもたらしてくれます。セット購入のメリットは、長期の停電に対応できる安心感や電気代の節約効果です。
しかし、初期費用が割高な点や、持ち運びの手間が増えるため、購入時は本記事で紹介したポイントを踏まえて判断しましょう。
参考:株式会社エコテックシステム | 太陽光と蓄電池の力で、暮らしに持続可能な未来を|くらしのベース
参考:規格住宅とは何かを基本から比較解説|注文住宅との差やメリット・デメリット・価格・選び方ガイド|住まいの図鑑
参考:太陽光の共同購入と補助金の基本と進め方|地域別比較と申請手順の最新ガイド|住まいのヒント


