ポータブル電源で冷蔵庫は何時間稼働する?タイプ別の稼働時間・長もちさせるコツまで紹介
こんにちは!ソラリッチ店長の森川あかりです。
以下のような疑問をおもちではありませんか?
- 「停電時にポータブル電源で何時間もつの?」
-
「キャンプ用の冷蔵庫は、ポータブル電源でどのくらい利用できる?」
結論、ポータブル電源で冷蔵庫は、 5〜20時間ほど稼働できます。
ポータブル電源の容量や冷蔵庫の種類によって稼働時間は変動するため、事前の確認が欠かせません。
そこで、本記事では、冷蔵庫の種類別に稼働時間の目安を解説するとともに、長もちさせるコツや選び方のポイントも紹介します。
この記事を読み終えるころには、タイプ別の冷蔵庫に合ったポータブル電源の選び方がわかります。ぜひ、ポータブル電源を選ぶ際の参考にしてください。
▼この記事を読んでわかること
- 【結論】ポータブル電源で冷蔵庫がもつのは5〜20時間
- ポータブル電源で冷蔵庫が何時間動くかの計算方法
- 【タイプ別】ポータブル電源で冷蔵庫は何時間もつのか
- 冷蔵庫用のポータブル電源を選ぶ際のポイント5選
- ポータブル電源で冷蔵庫を稼働させる際の注意点
- ポータブル電源活用時に冷蔵庫の稼働時間を延ばすコツ
- ポータブル冷蔵庫にはソラリッチがおすすめ
ソラリッチは「使いながら防災対策」できる新しい形のポータブル電源です。
日常生活で使うたびにポイントが貯まり、非常時にも電力を確保できます。
キャンプ用のポータブル冷蔵庫も十分に稼働できるため、アウトドアと防災を両立したい方に最適です。まずは詳細をチェックしてみてください。
【結論】ポータブル電源で冷蔵庫がもつのは5〜20時間
ポータブル電源で冷蔵庫を稼働させられる時間は、5〜20時間が目安です。
ただし、実際の稼働時間は「冷蔵庫の消費電力」「ポータブル電源の容量(Wh)」「稼働環境」によって大きく変動します。
例えば、容量1,000Whの電源で消費電力100Wの冷蔵庫を動かす場合、理論上は約10時間動かせますが、効率損失を考慮すると実際は7〜8時間ほどです。
ポータブル電源で冷蔵庫が何時間動くかの計算方法
冷蔵庫をポータブル電源でどのくらい動かせるかは、次の式でおおよそ計算できます。
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稼働時間(h)=ポータブル電源の容量(Wh)×0.8 ÷ 冷蔵庫の消費電力(W) |
「Wh(ワットアワー)」は電気の総量を示す単位で、数値が大きいほど長時間の稼働が可能です。「W(ワット)」は瞬間的な電力の大きさを表します。
また、式中の「×0.8」は変換ロス(直流→交流への変換時に失われる電力)を考慮したものです。
例えば、容量1,000Whの電源で消費電力100Wの冷蔵庫を動かす場合、以下のように計算できます。
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1,000(Wh)×0.8÷100(W)=約8時間 |
ただし、この計算式はあくまで理論値であり、実際は冷却時のみコンプレッサーが動作するため、消費電力が断続的になります。
【タイプ別】ポータブル電源で冷蔵庫は何時間もつのか
冷蔵庫のタイプによって、必要な電力量と稼働時間は大きく異なります。
ここでは「キャンプ用」「1人暮らし用」「家庭用」の3タイプに分けて、それぞれの稼働時間をシミュレーションしてみましょう
▼【タイプ別】ポータブル電源で冷蔵庫は何時間もつのか
- タイプ①|キャンプ用(ポータブル冷蔵庫)
- タイプ②|1人暮らし用
- タイプ③|家庭用
タイプ①|キャンプ用(ポータブル冷蔵庫)
小型のポータブル冷蔵庫は消費電力が30〜50Wと低く、比較的長く稼働できます。ポータブル電源の容量に合わせて、何時間もつのかを表にしました。
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ポータブル電源容量 |
消費電力30W |
消費電力40W |
消費電力50W |
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500Wh |
約13時間 |
約10時間 |
約8時間 |
|
1,000Wh |
約26時間 |
約20時間 |
約16時間 |
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1,500Wh |
約40時間 |
約30時間 |
約24時間 |
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2,000Wh |
約53時間 |
約40時間 |
約32時間 |
キャンプ用の小型冷蔵庫は低消費電力のため、500Wh前後の中容量モデルでも長時間稼働できます。ただし、夏場など外気温が高い場合は消費電力が上がるため、余裕をもって選ぶことをおすすめします。
家使いも検討されているなら、ぜひソラリッチをチェックしてみましょう。
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タイプ②|1人暮らし用
容量100〜150L前後の1人暮らし用冷蔵庫は、平均50〜100Wの電力を消費します。容量別の稼働時間は以下の通りです。
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ポータブル電源容量 |
消費電力50W |
消費電力75W |
消費電力100W |
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500Wh |
約8時間 |
約5時間 |
約4時間 |
|
1,000Wh |
約16時間 |
約10時間 |
約8時間 |
|
1,500Wh |
約24時間 |
約16時間 |
約12時間 |
|
2,000Wh |
約32時間 |
約21時間 |
約16時間 |
停電対策などで利用する場合は、1,000Wh〜1,500Whクラスのポータブル電源を用意すると安定して動作します。
タイプ③|家庭用
家庭用の大型冷蔵庫(200L以上)は100〜200Wほど消費します。容量の小さい電源では短時間しか動かないため、長時間運転には大容量モデルが必要です。
容量別の稼働時間を見ていきましょう。
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ポータブル電源容量 |
消費電力100W |
消費電力150W |
消費電力200W |
|
500Wh |
約4時間 |
約2.6時間 |
約2時間 |
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1,000Wh |
約8時間 |
約5.3時間 |
約4時間 |
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1,500Wh |
約12時間 |
約8時間 |
約6時間 |
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2,000Wh |
約16時間 |
約10.6時間 |
約8時間 |
大型の家庭用冷蔵庫は消費電力が高く、500Whクラスでは数時間しか稼働しません。長時間の停電対策を考えるなら、2,000Wh以上の大容量モデルやソーラーパネル併用が現実的です。
冷蔵庫用のポータブル電源を選ぶ際のポイント5選

冷蔵庫を安定して稼働させるためには、ポータブル電源の性能を見極めることが欠かせません。ここでは、選ぶ際にチェックすべき5つのポイントをわかりやすく解説します。
▼冷蔵庫用のポータブル電源を選ぶ際のポイント5選
- ポイント①|冷蔵庫の消費電力と起動電流に対応できるか
- ポイント②|十分な容量(Wh)があるか
- ポイント③|省エネ性能が高いか
- ポイント④|接続端子の種類と同時利用できる数が多いか
- ポイント⑤|ソーラーパネルに対応しているか
ポイント①|冷蔵庫の消費電力と起動電流に対応できるか
ポータブル電源を選ぶ際は、まず「冷蔵庫が実際に動くかどうか」の判断が必要です。冷蔵庫は起動時に一時的に通常の2〜10倍の電力を消費します。
例えば、定格消費電力が100Wの冷蔵庫でも、起動時には200〜300Wほど必要になります。このため、ポータブル電源の出力(W)は、冷蔵庫の定格消費電力よりも余裕をもって選ぶのが安全です。
また、ポータブル電源の仕様に「定格出力」と「最大出力」が記載されています。定格出力は継続的に供給できる電力、最大出力は瞬間的に供給できる上限です。
起動電流をカバーできるかはこの最大出力に関わるため、冷蔵庫の起動電力を上回るモデルを選びましょう。
ポイント②|十分な容量(Wh)があるか
ポータブル電源がどれだけの電力を蓄えられるかを示す容量(Wh)も確認すべき項目です。
目安として、小型のポータブル冷蔵庫なら500〜1,000Wh、一人暮らし用や家庭用冷蔵庫を動かすなら1,500〜3,000Wh程度が理想的です。
容量が不足すると、途中で電力が切れてしまい、冷却が止まるリスクがあります。
特に停電や災害時には再充電がすぐにできないケースもあるため、できるだけ余裕のある容量を選ぶことが大切です。
ポイント③|省エネ性能が高いか
電力を効率的に使えるかどうかも、選定時の大きなポイントです。
特にキャンプや停電時のように充電機会が限られる環境では、省エネ性能が高いモデルを選ぶことで、使用時間を延ばせます。
注目すべきはバッテリータイプです。リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)は、従来型に比べてサイクル寿命が3〜6倍長く、自己放電率が低いため、長期保管時の電力ロスを抑えられます。
また、高性能BMS(バッテリー管理システム)搭載モデルは、バッテリー容量を最大限に活用可能です。
こうした、省エネ・高効率設計の電源を選ぶことで、停電時や長期滞在時にも安定して冷却機能を維持できます。
ポイント④|接続端子の種類と同時利用できる数が多いか
冷蔵庫を使用する際は、接続端子の種類と数にも注目しましょう。
ポータブル電源にはACコンセントやDC出力、USB端子など複数の出力ポートが搭載されています。冷蔵庫の多くはAC電源で動作するため、家庭用コンセントと同じ形状のACポートがあるか確認が必要です。
また、冷蔵庫と同時にスマホや照明、扇風機などを使いたい場合、複数の端子を同時利用できる設計が便利です。高品質なモデルでは出力の安定性が高く、複数機器を接続しても電圧が下がりにくい構造になっています。
急速充電に対応したUSB-Cポートや、車載冷蔵庫向けのDC端子があると、より幅広い用途に対応可能です。使い勝手を重視するなら、ポート配置が見やすく、誤接続防止機能を備えたモデルを選びましょう。
ポイント⑤|ソーラーパネルに対応しているか
長時間の停電やキャンプで使用する場合は、電源の充電手段を確保することが大切です。
屋外での長期利用や防災対策を重視する方は、ソーラーパネル充電に対応したモデルがおすすめです。
晴天時には、太陽光から数時間で再充電でき、電源の残量を気にせず冷蔵庫を動かし続けられます。
ソーラーパネル対応モデルを選ぶことで、電力インフラに依存せず、災害時や長期キャンプでも安定した電力を確保できます。持続的に使える電源環境を整えたい方には必須の機能です。
ポータブル電源で冷蔵庫を稼働させる際の注意点

ポータブル電源を使って冷蔵庫を動かす際は、容量や出力を満たしていれば良いわけではありません。安全かつ確実に稼働させるためには、いくつかのポイントを事前に押さえておくことが大切です。
以下の3つの注意点を理解しておけば、災害時やキャンプでも安心して電源を活用できます。
▼ポータブル電源で冷蔵庫を稼働させる際の注意点
- 注意点①|起動電力を想定する
- 注意点②|延長コードや変換プラグの使用は避ける
- 注意点③|緊急用に備えて試しておく
注意点①|起動電力を想定する
冷蔵庫を動かす際に注意すべきなのが「起動電力」です。冷蔵庫のコンプレッサー(モーター)が動き出す瞬間に必要となる一時的な電力のことを指します。
通常の消費電力よりも2〜10倍ほど高くなるのが一般的です。
起動電力に対応できないポータブル電源を使用すると、冷蔵庫が立ち上がらない、電源が自動停止するなどのトラブルが発生します。
そのため、冷蔵庫の最大消費電力よりも高い瞬間出力を備えたモデルを選ぶことが大切です。購入前に冷蔵庫の仕様を確認し、余裕をもった出力を確保しましょう。
注意点②|延長コードや変換プラグの使用は避ける
ポータブル電源と冷蔵庫を接続する際には、延長コードや変換プラグの使用を極力避けるのが安全です。延長コードや変換プラグを利用すると、電圧降下や接触不良が起きやすくなり、安定した電力供給が妨げられるためです。
冷蔵庫が正常に動作しなかったり、電源本体が過熱したりする原因になります。
特に冷蔵庫は高出力の家電であるため、少しの接触不良でも発熱やショートにつながるリスクがあります。火災や機器の故障を防ぐためにも、できる限り電源本体のAC出力ポートに直接接続しましょう。
接続をシンプルにすることで電力ロスを抑え、冷蔵庫を安定して稼働できます。
注意点③|緊急用に備えて試しておく
ポータブル電源を停電時のために備える場合、事前の動作テストは欠かせません。いざという時に初めて使用すると、電力不足や接続不良など思わぬトラブルが発生する可能性があります。
実際に自宅の冷蔵庫で、どのくらいの時間稼働できるのか、起動時にエラーが出ないかなどを確認しておくと安心です。使用後はバッテリー残量や発熱状況を確認し、電源本体のメンテナンスも行いましょう。
普段から準備をしておくことで、非常時でもスムーズに冷蔵庫を稼働できます。
ポータブル電源活用時に冷蔵庫の稼働時間を延ばすコツ
限られた電力で冷蔵庫をできるだけ長く稼働させるには、使い方の工夫が欠かせません。ここでは、冷蔵庫を効率的に使うための3つの実践的なコツを紹介します。
▼ポータブル電源活用時に冷蔵庫の稼働時間を延ばすコツ
- コツ①|ドアの開け閉めを減らす
- コツ②|食品を詰め込みすぎない
- コツ③|周囲の温度と設置場所を工夫する
コツ①|ドアの開け閉めを減らす
まずは、ドアの開け閉めをできるだけ減らしましょう。冷蔵庫のドアを開けるたびに冷気が逃げ、庫内温度が上昇します。その結果、再び設定温度まで下げるためにコンプレッサーが稼働し、電力消費が一気に増えます。
特にポータブル電源を使用する際には、限られた電力をいかに節約するかが重要なため、不要な開け閉めを控えることが最も効果的な節電策です。
食材を取り出す際はまとめて出す、飲み物を一箇所にまとめておくなど、開ける回数を減らす工夫が有効です。
LEDライトが点灯するタイプの冷蔵庫では、開閉時に照明の電力も消費されるため、頻繁に開けると想像以上に稼働時間を縮めてしまいます。
コツ②|食品を詰め込みすぎない
冷蔵庫の稼働時間を伸ばすためには、食品を詰め込みすぎないことも意識しましょう。
冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると、冷気の循環が妨げられ、温度にムラが発生します。そうすると、センサーが温度上昇を感知し、コンプレッサーが頻繁に稼働するため、電力の消費が増加します。
また、冷風の吹き出し口付近には物を置かないようにしましょう。食材の間に適度な隙間を確保すると、庫内全体が均一に冷えやすくなります。
詰め込みすぎを防ぎ、整理整頓された状態を保つことで、ポータブル電源の稼働時間を長く維持できます。エネルギーを無駄にしないための基本的な工夫として、庫内の配置を意識しましょう。
コツ③|周囲の温度と設置場所を工夫する
冷蔵庫の周辺環境も整備しましょう。
例えば、直射日光の当たる場所や高温多湿な環境では、庫内温度が上がりやすくなり、冷却効率が低下します。屋外や車中泊で使用する際は、日陰や風通しの良い場所に設置し、地面から少し離すことで放熱効果を高められます。
また、冷蔵庫の背面や側面は放熱スペースを確保し、壁などに密着させないことも大切です。放熱が妨げられると、内部温度が下がりにくくなり、電力効率がさらに悪化します。
環境温度を下げるだけでも、稼働時間は数時間単位で変わる可能性があります。冷却効率を高める工夫を施し、ポータブル電源の限られた電力を最大限に活かしましょう。
ポータブル冷蔵庫にはソラリッチがおすすめ

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商品名 |
solarich 1000 (ソラリッチ 1000) |
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価格 |
98,800円 |
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容量(Wh) |
640Wh |
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出力(W) |
1,000W |
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充電時間 |
80分 |
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保証期間 |
3年 |
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サポート体制 |
日本人スタッフが24時間サポート |
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商品URL |
ポータブル冷蔵庫や消費電力の低い1人用冷蔵庫には、環境にも家計にも優しい「ソラリッチ」がおすすめです。
ソラリッチは、世界初の「使うだけでポイントが貯まるポータブル電源」です。電力利用がそのままお得につながる仕組みを採用しています。
貯まったポイントは、600種類以上のポイントサービスやギフト券に交換できます。
ソラリッチの容量は、640Whなので、仮にポータブル冷蔵庫の出力が30Wの場合、約17時間稼働できる計算です。キャンプ利用時にも問題なく利用できます。
また、ソラリッチはソーラーパネルとのセット販売にも対応しており、太陽光を活用して電力を補給できる点が大きな強みです。
まとめ:必要な稼働時間を想定し、最適なポータブル電源を選ぼう

ポータブル電源で冷蔵庫を動かす場合、稼働時間の目安は5〜20時間ほどです。冷蔵庫のタイプや消費電力、使用環境によっても大きく変わるため、容量や出力を事前に確認しましょう。
長期的に使うなら、ソーラーパネル対応や省エネ性能の高いモデルを選ぶのがおすすめです。
中でも、ソーラーパネルを併用できる「ソラリッチ」は、防災からアウトドアまで幅広く活躍します。ぜひ詳細をチェックしてみてください。


