車中泊におすすめのポータブル電源5選|選び方や効率的に充電するポイント

車中泊におすすめのポータブル電源5選|選び方や効率的に充電するポイント

こんにちは!ソラリッチのソラリです。

車中泊は、宿泊施設の予約が必要ない、時間に縛られない自由な旅のスタイルです。

しかし「夜間の寒さに耐える」「スマホの充電切れに不安を感じる」といった不便さが、旅の満足度を下げる原因になる場合があります。

ポータブル電源があれば、車中泊の不便さを解決することが可能です。電気毛布や調理家電もエンジンをかけずにできるため、自宅のように過ごせる快適な空間に変わります。

本記事は、車中泊を愛する方に向け、おすすめのポータブル電源や選び方、活用方法を分かりやすく解説します。

▼この記事を読んで分かること

  • 車中泊の快適性を向上させるポータブル電源の選び方
  • 車中泊を最高に楽しむための利用シーン
  • 電気を効率的に使うための充電方法

車中泊におすすめのポータブル電源5選

早速ですが、車中泊におすすめのポータブル電源を紹介します。

おすすめ機種

特徴

solarich 1000(ソラリッチ 1000)

充電でポイントが貯まる世界初のシステム。約8.5kgと軽量で持ち運びやすい

DELTA 3 1500

最短90分でフル充電ができる

Jackery ポータブル電源 1000 Plus

長寿命で毎日使用しても10年間使える

EENOUR ポータブル電源P1000PLUS

最短43分で80パーセントまで充電できる

BLUETTI AORA 100 V2 大容量ポータブル電源

日本限定モデルで操作が分かりやすい

おすすめ①|solarich 1000(ソラリッチ 1000)

メーカー名

ソラリッチ株式会社

価格(税込)

98,800円

バッテリー容量

640Wh

定格出力

1,000W(最大瞬間1,600W)

パススルー充電

対応

ソーラーパネル充電

対応(オプション)

バッテリー種類

リン酸鉄リチウムイオン電池

本体サイズ

301×227×193mm

重量

約8.5kg

公式サイト

https://solarich.co.jp/products/solarich-1000


 

solarich 1000(ソラリッチ 1000)は、電気代を節約したい車中泊ユーザーにおすすめの、世界初のポイント還元機能付きポータブル電源です。

コンセントやソーラーパネルを使って充電するだけで、ポイントが貯まるシステムになっています。貯まったポイントは電子マネーや他のポイントなどと交換できるため、旅の準備や日常の電気備蓄がそのまま経済的なメリットにつながります。

定格出力は1,000Wあり、車中泊で使いたい電気ケトルや小型IHヒーターといった高出力家電も問題なく利用可能です。バッテリーには長寿命で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。

大容量クラスでありながら、重量が約8.5kgと軽量なため、片手で持ち運びやすい設計です。安全に・快適に、高出力家電を使いたい方に向いています。

おすすめ②|DELTA 3 1500

メーカー名

EcoFlow Technology Japan株式会社

価格(税込)

181,500円

バッテリー容量

1,536Wh

定格出力

最大1,500W

パススルー充電

対応

ソーラーパネル充電

対応

バッテリー種類

リン酸鉄リチウムイオン電池

本体サイズ

398x213x281mm

重量

約16.5kg

公式サイト

https://jp.ecoflow.com/products/delta-3-1500-portable-power-station

 

DELTA 3 1500の主な魅力は、トップクラスの充電速度です。定格出力は最大1,500Wと強力でありながら、家庭用コンセントを使用した場合、最短90分で充電が完了します。

旅先で急遽、電源付きのRVパークに立ち寄った際でも、休憩中にすぐに電力を満タンに備蓄することが可能です。RVパークは、日本RV協会が定めた車中泊スペースであり、道の駅や温浴施設、遊園地といった場所に併設されています。

また、消費電力が大きな調理家電や、小型冷暖房機器も同時に使用できるため、車内調理や温度管理の快適性も高いです。別売りのエクストラバッテリーを使えば、初期容量1,536Whからさらに大幅に容量を拡張できます。

「時間を無駄にせず、大容量を確保したい」という効率重視のユーザーに最適です。

おすすめ③|Jackery ポータブル電源 1000 Plus

メーカー名

株式会社Jackery Japan

価格(税込)

168,000円

バッテリー容量

1,264Wh

定格出力

2,000W

パススルー充電

対応

ソーラーパネル充電

対応

バッテリー種類

リン酸鉄リチウムイオン電池

本体サイズ

約356×260×283mm

重量

約14.5kg

公式サイト

https://www.jackery.jp/products/explorer-1000-plus-portable-power-station?srsltid=AfmBOoqqD_oKif_v8wpFz_pBq43yE8PK5W_8uuP_rn9IJhA-HcBuuA2b

 

EENOUR ポータブル電源P1000PLUSは、高機能とコストパフォーマンスを両立させたい車中泊ユーザーに適したモデルです。

本モデルの最大の特長は、長寿命な点です。安全性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、日々利用しても10年間は使えるように設計されています。この長寿命なポータブル電源は、車で日本を長期にわたり巡りたい方や、頻繁に車中泊の旅に出る方には最適です。

また、専用アプリも用意しており、車内や車外から、スマホを使って電源のオン・オフや充電状況を確認できます。電力調整機能があり、キャンプ場やRVパークのブレーカー容量に合わせて充電速度を調整したい場合に便利です。

高機能を手頃な価格で手に入れたい、効率重視のユーザーに特におすすめできます。

おすすめ④|EENOUR ポータブル電源P1000PLUS

メーカー名

株式会社イーノウ・ジャパン

価格(税込)

74,990円

バッテリー容量

1,024Wh

定格出力

1,800W

パススルー充電

対応

ソーラーパネル充電

対応

バッテリー種類

リン酸鉄リチウムイオン電池

本体サイズ

228×346×238mm

重量

約11.7kg

公式サイト

https://www.eenour.jp/products/portable-power-station-p1000plus

 

EENOUR「P1000PLUS/P1500PLUS」は、従来モデルと同等の大容量を維持しつつ、本体のサイズと重量を約10%削減できたモデルです。車中泊では荷物が多くなりがちですが、軽量・コンパクトな設計によって持ち運びがしやすくなっています。

本モデルの大きな進化は、専用アプリによる遠隔操作に対応した点です。スマホを使って充電状況をリアルタイムで監視し、AC入力電力を3%から100%の範囲で自由に調整できます。この電力調整機能は、旅先のキャンプ場やRVパークのブレーカー容量に合わせて充電速度をコントロールしたい場合に効果的です。

また、ACやUSB Type-Cなど合計11口の豊富な出力ポートを搭載しています。出力ポートが多く複数のデバイスを同時に給電できるため、車内での利用ストレスが大幅に減るでしょう。

おすすめ⑤|BLUETTI AORA 100 V2 大容量ポータブル電源

メーカー名

BLUETTI JAPAN株式会社

価格(税込)

139,800円

バッテリー容量

1,024Wh

定格出力

1,800W

パススルー充電

対応

ソーラーパネル充電

対応

バッテリー種類

リン酸鉄リチウムイオン電池

本体サイズ

約320×215×250

重量

約11.5kg

公式サイト

https://www.bluetti.jp/products/bluetti-aora-100-v2?variant=52028486517103

 

BLUETTI AORA 100 V2は、日本限定のミドルクラスモデルです。

日本限定モデルとして開発されており、操作ボタンが日本語表記で分かりやすくなっています。そのため、外国語表記の製品にありがちな「どのボタンがどの機能か判断に迷う」といったストレスがありません。

容量は1,024Wh、定格出力は1,800Wを誇り、電気毛布や小型ヒーター、電子レンジなどの家電も十分に使用できます。充電は最速45分で最大80%まで完了する高速充電に対応するため、旅先で充電時間を短縮したいユーザーには最適です。

本体サイズは約320×215×250mm、重量は約11.5kgと持ち運びやすく、車内の狭いスペースにもスマートに設置できます。静音設計(約30dB)のため、夜間の使用も周囲を気にせず快適です。

車中泊に適したポータブル電源を選ぶ際のチェック項目

車中泊を「快適な旅」にするためには、ポータブル電源選びが重要です。失敗しない製品を選ぶために確認すべき7つの項目を見ていきましょう。

▼車中泊に適したポータブル電源を選ぶ際のチェック項目

  • 項目①|定格出力
  • 項目②|バッテリー容量
  • 項目③|バッテリーの種類
  • 項目④|持ち運びやすさ
  • 項目⑤|充電方法
  • 項目⑥|出力ポート
  • 項目⑦|周波数

項目①|定格出力

定格出力は、ポータブル電源が安定して供給できる電力(W)です。この数値が、「その電源で何が動かせるか」を決める際の基準になります。車中泊を寝るだけで終わらせず、調理や本格的な冷暖房で快適に過ごしたい場合は、最低でも1,000W以上の定格出力を持つモデルが必要です。

定格出力が1,000Wあれば、消費電力が大きな電気ケトルやIHクッキングヒーターといった家電も問題なく使えます。参考までに、用途別の必要定格出力の目安を確認しましょう。

用途

必要な定格出力の目安

スマホ充電やライト

約300W以下

車載冷蔵庫や電気毛布

約500〜800W

調理家電(IHクッキングヒーターや電子レンジなど)

約1,000W以上

ただし、使用したい家電製品によっては、起動時に定格出力よりも一時的に大きな電力が必要になる場合があります。そのため、余裕を持った出力設計のモデルを選ぶことが、車中泊を快適にするためのポイントです。

項目②|バッテリー容量

ポータブル電源に蓄えられる電力量をワットアワー(Wh)と呼び、この容量によって「家電をどのくらいの時間使えるか」が決まります。

宿泊日数や家電製品の消費電力から、必要な容量の目安を計算しましょう。特に、冬場の電気毛布や夏場の車載冷蔵庫のように、一晩中稼働させたい家電がある場合は、容量選びが非常に大切です。

1泊2日の車中泊を快適に過ごしたいなら、500Whから800Wh程度の容量が目安です。2泊以上の連泊や、複数の高出力家電を同時に使いたい場合は、1,000Wh以上の大容量モデルを選ぶことをおすすめします。計算した使用容量に対して、20〜30%程度の余裕を持たせた容量を選んでおくと、安心できます。

項目③|バッテリーの種類

ポータブル電源のバッテリーは、安全性の高さを重視する必要があるため、リン酸鉄リチウムイオン電池が推奨されます。

このバッテリーの特長は、従来の三元系リチウムイオン電池に比べ、発熱や発火のリスクが極めて低い点です。車内利用や、防災備蓄として長期保管する際に高い安全性を確保できるようになります。

また、リン酸鉄リチウムイオン電池は、充放電できる回数が長く、モデルによっては3,000回以上を謳っています。長く使い続けられるため、結果としてポータブル電源の買い替え頻度が下がり、長期的なコストパフォーマンスも優秀です。

リン酸鉄リチウムイオン電池のモデルを選び、車中泊での潜在的な不安を解消しましょう。

余裕を見たい方は、バッテリー容量は1,000Wh以上がおすすめです。
バッテリー残量が少なくなると、気持ちに余裕がなくなるため、多めの容量があるモデルを選びましょう。

項目④|持ち運びやすさ

車中泊では、電源を車内だけで使うわけではありません。設置場所を移動したり、車外に持ち出したりする機会が多いため、持ち運びやすさは大切な要素です。

大容量になるほどポータブル電源は重くなりますが、車内の座席の下や荷室など、設置場所を事前に決めて邪魔にならないかを確認してください。車外に持ち出す際に片手で運べる重さかどうかも、購入前に確認すべきポイントです。

ポータブル電源のサイズと重量を事前に確認しましょう。

項目⑤|充電方法

旅先で電気を自由に使うために、ポータブル電源の充電方法を必ずチェックしましょう。

車中泊では、コンセントのない環境で電力補給をしなければなりません。移動中の走行充電として、車のシガーソケットから充電できる機能が付いていると充電しやすくなります。

充電時間が気になる方は、満充電までの所要時間が短いモデルを選びましょう。solarich 1000(ソラリッチ 1000)であれば、80分で充電が完了します。パススルー充電機能なので、充電しながら、電力を使えます。

solarich 1000(ソラリッチ 1000)の公式サイト

また、連泊や長期の車中泊では、ソーラーパネル充電が役立ちます。日中に太陽光を利用して充電できれば、無料で電力を確保できるため、充電スポットを探す手間がありません。

項目⑥|出力ポート

ポータブル電源の出力ポートの種類と数も、大切な検討ポイントです。

ACコンセントの数は、電気毛布と車載冷蔵庫など、消費電力が大きな家電を同時に使いたい場合は、最低でも2口あるモデルが推奨されます。

また、USBポートの種類も重要です。スマホやタブレット、カメラといったUSB充電機器の利用は多いため、従来のUSB-Aポートに加え、USB-Cポートがあるかを確認しましょう。USB-Cポートがあれば、ノートパソコンも急速に充電できます。複数のデバイスをストレスなく同時利用できると、車内環境がより快適になります。

項目⑦|周波数

日本の電力周波数は、東日本が50Hz、西日本が60Hzに分かれています。

そのため、ポータブル電源を旅先で地域をまたいで移動する場合、周波数の切り替え機能、または50と60Hzのどちらでも使えるモデルを選んでください。この対応ができていないと、旅先で家電が使えない、または性能が低下するというトラブルにつながります。

このような知識はポータブル電源を購入する前に、ぜひ知っておきたいですね!
周波数対応の知識がないと、せっかくのポータブル電源も旅先で使えない恐れがあります。購入前に必ずスペックを確認しましょう。

車中泊を最高に楽しむ具体的な利用シーン

ポータブル電源は、車中泊を寝るためだけの場所ではなく「もう一段階上の快適な空間」に変えるアイテムです。車中泊を楽しむための具体的な利用シーンを紹介します。

▼車中泊を最高に楽しむ具体的な利用シーン

  • 利用シーン①|温度管理
  • 利用シーン②|料理
  • 利用シーン③|娯楽・リラックス

利用シーン①|温度管理

車中泊で大きな課題は、季節による温度変化に対する対応です。ポータブル電源があれば、外部の天候に左右されず、車内を快適な温度に保ち、熟睡できるようになります。

季節ごとに活躍する家電と、その消費電力の目安を以下の表にまとめます。

季節

家電(消費電力の目安)

冬場

・電気毛布(50W〜75W)

・小型電気ヒーター(300W〜600W)

夏場

・扇風機・サーキュレーター(10W〜50W)

・ポータブルクーラー(100W〜300W)

ポータブル電源は、上表の家電を安心して長時間動かすために必要です。特に電気毛布や扇風機は消費電力が低いため、中容量モデルでも一晩中使えるようになります。

利用シーン②|料理

ポータブル電源の高出力を活用すれば、車内でも自宅と同じレベルの料理ができます。火を使わないため、車内での調理も安心・安全です。

1,000W以上のポータブル電源があれば、IHクッキングヒーターや電子レンジが使用できます。そのため、自宅のキッチンと変わらない感覚で、旅先で手に入れた新鮮な食材を使った本格的な調理を楽しめます。

また、電気ケトル(1,000W前後)や小型炊飯器(300W)があれば、わずか数分で温かい飲み物やご飯を用意することが可能です。火気の使用が難しい車内や、雨天時の車外でも、安全かつ手軽に温かい食事を用意できます。

利用シーン③|娯楽・リラックス

ポータブル電源は、プロジェクターや高音質スピーカーといった娯楽家電の利用を可能にするアイテムです。車中泊で娯楽家電が使えると、夜間の退屈な時間を解消できるようになります。

プロジェクターや高音質スピーカーを車内に持ち込むと、映画や音楽を楽しめるようになり、旅先の夜を特別な雰囲気に変えられます。ポータブル電源を利用することで実現できる、アイテムと消費電力は以下の通りです。

  • プロジェクター(135W〜200W)
  • 高音質スピーカー(5W〜50W)

それぞれのアイテムの消費電力は、高出力家電と比べて比較的低く抑えられています。数時間の鑑賞でも容量を大きく気にせずに使えるのは嬉しいポイントです。

車中泊でポータブル電源を効率的に使用するポイント

車中泊でポータブル電源を効率的に使うには、以下のポイントが大切です。

▼車中泊でポータブル電源を効率的に使用するポイント

  • ポイント①|移動中は充電する
  • ポイント②|日中はソーラーパネルで充電する

旅先でバッテリー切れの不安なく、最大限に快適に過ごすために、電力の補給方法を工夫しましょう。

ポイント①|移動中は充電する

車中泊をする方が効率的に充電できるのは、走行中に車のシガーソケットから充電する方法です。走行している間に電力が補給されるため、旅の時間を有効活用できるため、充電スポットを探す手間がなく、自由な旅を妨げることがありません。

また、ポータブル電源を外でも充電できる「充電スポット」もあります。具体的な場所としては、電源付きのRVパークやオートキャンプ場、または利用許可を得た温泉施設やコインランドリーなどです。許可のない場所での無断充電は、盗電にあたるため、注意しましょう。

ポイント②|日中はソーラーパネルで充電する

連泊や長期の車中泊には、日中のソーラーパネル充電が役立ちます。太陽が出ている限り、無料で、無限に電力を確保できるのはメリットです。

電気を自給自足できるため、充電スポット以外でも充電ができるようになり、何泊でもバッテリー切れを心配せずに過ごせます。

効率よく電力を得るには、ポータブル電源が受け入れられる最大入力W数を確認し、その規格に合ったパネルを選んでください。

solarich 1000(ソラリッチ 1000)にも、ソーラー充電に対応したモデルがあります。ポータブル電源とソーラーパネルがセットになったプランもあるので、気になる方はチェックしましょう。

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【まとめ】車中泊におすすめのポータブル電源を準備しよう

車中泊の自由な旅を最大限に楽しむために、ポータブル電源は必須のアイテムです。エンジン停止後も電気毛布や調理家電を使えるため、車内は自宅のように快適な空間に変わります。

製品を選ぶ際は、安全性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池であること、そして高出力家電に対応できる1,000W以上の定格出力を基準にしましょう。

本記事で紹介したモデルは、高い性能と携帯性を兼ね備えています。特にsolarich 1000(ソラリッチ 1000)は、充電するだけでポイントが貯まるため、長期的に使うほどお得です。

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